2025年度東京ミーティングを実施しました

2025年9月29日に、本財団の事務所で2025年度東京ミーティングを開催しました。当日は、アジアや中南米、アフリカ諸国から来日している奨学者13名が参加し、たがいの研究紹介や会食を通じて交流を深めました。

当日は最初に、本財団の橋本敏明理事長があいさつしました。最初に、創立者の松前重義博士の信念が、「科学技術の平和利用と、科学者は真の人類愛を持たなければならない」という者であったことを紹介。さらに、広島被爆アオギリ二世の木をはじめさまざまな動植物が共存している財団の「平和の庭」を通じて、皆が共に生きることのすばらしさを体験してほしいと語りました。

続いて、参加した奨学者が順番に日本で手掛けている研究内容と各国の文化や所属大学の特徴などを説明。グリーン水素生成に生かす新規膜材料や機能性ペプチドを用いたバイオセンサ、耐震性の高い版築住宅、よりロスの少ない農業エコシステムの開発などに関する研究が紹介されました。最後には、クロアチアから来日したIvan Kraus博士の修了式も実施しました。橋本理事長からKraus博士に修了証と記念メダルが送られ、参加者から大きな拍手が送られました。

参加者した奨学者は、「幅広い分野の研究内容を学び、研究者同士の交流を深める良い機会になった。このイベントを企画してくれた事務局の皆さんに感謝したい」「日本では、今後の研究の発展につながる素晴らしい成果をあげることができている。また滞在中には、日本の文化についても理解を深めることができた。今後は母国と日本との共同研究などにもつなげていきたい」と語っていました。

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