9月28日に東京ミーテイングをアルカディア市ヶ谷で開催しました。当日は、松前国際友好財団の関係者と奨学者、受け入れ教員が参加し、交流を深めました。
開催に際して、先日逝去された松前達郎元理事長の冥福を祈って全員で黙とうを捧げました。続いて財団を代表して橋本敏明理事長が、「奨学者の皆さんが相互に交流する機会を持てたことを大変うれしく思います。これからも皆さんとともに本財団の創設者である松前重義先生の理念を継承していきたい。そして皆さんが、母国の発展に貢献してくれることを期待しています」とあいさつしました。
その後、奨学者が自身の研究内容のほか、母国の文化や歴史などを紹介。研究紹介では、母国原産の果樹の産業化、新規遺伝子治療の実現に向けた細胞合成技術の研究、新たなプラスチックリサイクル技術の開発など、各国の発展や社会課題の解決に向けた研究の現状や展望が語られました。
プレゼンテーション終了後には、懇親会も開催。参加者が互いの研究内容や今後の可能性などについて熱心に意見を交わす姿が見られました。参加者からは、「普段知ることのできない、幅広い分野の研究に触れることで大きな刺激が得られた。こうした交流は、松前国際友好財団だからこそできたこと。素晴らしい機会を設けてくれた皆さんに感謝したい」「他の研究者との交流を通じて、新たなモチベーションを得ることができた。日本の研究者と共同研究に取り組むという貴重な経験を積ませてくれた松前国際友好財団に心から感謝したい」などの声が聞かれました。